2012年10月2日火曜日

【北米モバイル通信】55%のモバイル保持者がインターネットを利用

スマホユーザー数がすでに過半数を超えてしまったアメリカ市場。日本とは違って、すでにスマートフォンサイト対応がからタブレットサイト対応に関心がシフトしているという状況です。それではアメリカ人の利用状況はどうでしょうか?「ピューリサーチ」の結果をみてみましょう。(占部)


 ピュー・リサーチの調査結果によると、米国に暮らす成人のモバイル利用者の半数以上は、すでにモバイルを介してインターネットやEメールを利用しています。

 この調査の数字は、現在、アメリカ人のほぼ90%が携帯電話を所有していますが、そのうち成年アメリカ人の49%が携帯電話を利用してインターネットにアクセスし、74%の人々が最低でも一日に一回は、インターネットを利用していることがわかりました。























 

 2009年には、わずか31%の携帯保持者しかインターネットを利用していなかったことを考えると、これは驚異的な成長です。

ピュー・シニア・リサーチ専門家のアーロン・スミスは言います。
「私たちは、3年間でインターネット利用者が倍増するのを見てきました。この国はモバイル利用者を、5年間で0%から半数にしたのです

これらの背景には、2007年のiPhoneの誕生があります。iPhoneは、スマートフォンブームを引き起こし、携帯電話による高品質のWeb閲覧を実現したのです。













ネットユーザーの年齢層

各年齢の人々がスマートフォンを通してインターネットを利用しています。調査では、収入が7500ドル以上の世帯だけに絞ると、インターネット利用率が69%になることが明らかになりました2016年には米国だけでも、スマートフォンは6890億ドル売り上げをもたらすと推測されている中、これは重要なことです。


アプリやスマホによるプロモーションが必要

 お店で携帯電話を開き、商品の値段がインターットの方が安いかどうかを調べたことはありますか? 米国の小売りの売り上げ全体の5.1%(1590億ドル)はスマートフォンに影響を受けています。

コンサルティング会社デロイトによると、スマートフォン利用者はスマートフォン以外の携帯電話利用者と比べて、店内で買い物をする確立が14%高く、スマートフォンは店内の売り上げを動かす大きな要因となっています。

デロイトのカシー・コボー氏は言います。
「もはや小売り業者は、アプリやスマホによるプロモーションで購買者を引き付けることのできないと、ライバルに客を奪われてしまう。
 買い手とつながるためには、小売り業者は店の形態、形式、商品に対する購入後の反応に注意を払い、買い手の要望や経験に基づいて戦略を練り直す必要があります」


つまり、
小売り業の成功には、モバイル戦略が必要不可欠である

すばらしいモバイルサイトは、新しいダイレクト販売・店内販売をもたらします。
すばらしいモバイルサイトは、客に購買を促進します。
それは競争相手ではなく、これらを実行した企業だけに利益をもたらします。

※モビファイのPhil Webb, July 9 2012

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