私たちの扱っているMobify.jsがこの夏オープンソース化されました。
オープンソース化に伴い、どういう発展があるのか、リスクがあるのか、Mobify社の中でも
相当な葛藤があったようです。同社のCEOが可能性とリスクについてハーバード・ビジネスレビューの中で,次のように語っています。(占部)
オープンソース化はリスクを伴いますが、利益をもたらします。製品やサービスのバグを発見できるだけでなく、新しい市場、新しい製品のアイデア、新しい才能の源など、あらゆることへのチャンスが得られることでできるでしょう。
by Igor Faletski | 7:00 AM October 12, 2012
オープンソース化に伴い、どういう発展があるのか、リスクがあるのか、Mobify社の中でも
相当な葛藤があったようです。同社のCEOが可能性とリスクについてハーバード・ビジネスレビューの中で,次のように語っています。(占部)
オープンソース化には、リスクを冒すバリューがある。
だれもがタダで手に入れたいと思っています。
しかし、自らのビジネスそのものに、他人からのアクセスを認めることに抵抗はないでしょうか?それは価値の判断なのでしょうか?
しかし、自らのビジネスそのものに、他人からのアクセスを認めることに抵抗はないでしょうか?それは価値の判断なのでしょうか?
2012年初頭、モビファイは、プラットフォーム技術の重要な部分をオープンソース化する判断をしました。オープンソース化は、mobify.jsという弊社の主力のフレームワークのことです。Mobify.jsは、Web制作者やデザイナーにとって、モバイル向けのWebサイトを簡単に作れるようにすることを可能にします。
オープンソース化とは、ソフトウェアのソースコードを公開し、誰もが入手可能とし、そうすることで、ほかの人がソフトウェアを独自のバージョンに作り替えたり、修正を加えたりすることができます。人気のブラウザであるMozilla Firefox、イメージフォーマットのPNG。またApacheは、ウェブサーバの技術として特に有名ですが、オープンソース技術の代表例といえるでしょう。
オープンソース化とは、ソフトウェアのソースコードを公開し、誰もが入手可能とし、そうすることで、ほかの人がソフトウェアを独自のバージョンに作り替えたり、修正を加えたりすることができます。人気のブラウザであるMozilla Firefox、イメージフォーマットのPNG。またApacheは、ウェブサーバの技術として特に有名ですが、オープンソース技術の代表例といえるでしょう。
起業家は「オープンソース化は成功へのカギだ」ということに気付きました。Andre
Charlandの会社「Nitobi ソフトウェア」は、主力製品のPhoneGapを2010年にオープンソース化した後にAdobeに買収を受け入れました。Charlandは言います。「こんなに早くはできなかった」「自分のコードがどれだけ良くなるか、どれだけ早く多くのユーザーに届くか、に驚かされることでしょう。」
オープンソース化の決断は、私たちにとって簡単なものではありませんでした。Mobify.jsのオープンソース化の前に、内部でのディスカッションをたくさん行いました。タダでフレームワークを提供したら、それを動かすための、私たちのプラットフォームは必要とされるだろうか?競合相手がこれを使ったらどうしようか?もし悪用されたら?利益にどう影響するだろう?もし、だれも使おうとしなかったら?
オープンソース化には謙遜と勇気が必要です。時には屈辱的なことだってこともあるでしょうが、フードを取り払い、コミュニティに引っ掻き回されることで、気付かなかったバグを見つけられるます。
あなたは自分のチームに対して、起こりうる事態に備えなければいけませんし、柔らかな物腰でフィードバックを受けることの大切さを教えなければいけません。同時に、なぜこの方向に進んでいるのか、確固たる理由や何を得たいのかについて、考えておく必要があるでしょう。
私たちの目的は、製品の性能を高めることです。素晴らしい成功をおさめるオープンソース・プロジェクトは、数千人ものコミュニティ・メンバーによって、厳しく見直され改善されていきます。Mobifyには25人のソフトウェア開発者と品質保証のプロフェッショナルがいますが、世界のすべてのソフトウェア開発者と出会えるわけではありません。彼らは可能性を試しプロジェクトに貢献してくれています。
貢献者たちはシリコンバレーにだけとは限りません。オープンソース化は、インド、ブラジル、中国といった巨大な市場に参入する効果的な方法になりえます。実際に各国のプログラマーとともに仕事をしたことがありました。彼らはローカルな問題を解決する手助けをしてくれました。ある地域ではソフトウェアへの支払いをする文化がなかったり、支払いをする余裕がない場合もあります。また、コードや関連資料の翻訳のために、現地の開発者をリクルートすることもあるでしょう。
私たちは、オープンソース化は会社のどの部分がどのように関わるのかについて考えました。長年、私たちは数多くのオープンソース・ソリューションを利用してきました。私たちの仕事は、先行するオープンソースがあるからこそできることなのです。自社のソフトウェアをオープンソース化は、オープンソースコミュニティに負う借りを返す方法なのです。
最後に、こららは従業員にどのような意義をもたらすでしょうか。私たちは、正しい企業風土を育てることに関心を持っています。開放的であることや透明性に価値を見出しています。これらが成功を導きます。コードをWebに入力するたびに、健全な会社となっていくのです。プログラマーには能力主義的な人が多いのですが「オープンソース化すれば、いいソフトウェアが勝つ」と、彼らの心に響くでしょう。
オープンソース化はリスクを伴いますが、利益をもたらします。製品やサービスのバグを発見できるだけでなく、新しい市場、新しい製品のアイデア、新しい才能の源など、あらゆることへのチャンスが得られることでできるでしょう。
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