2012年1月31日火曜日

スマホサイトのための正しいアプローチ その2


テーマ:№1 とにかくすばやく! №2 ナビはシンプルにする。

副題:Google「GOMO」を読み解く 
「GOMO http://www.howtogomo.com/)
「スマホのための10のキーワード」
 googleが2011年11月2日に公開したGOMO。彼らは何を伝えようとしているのか
断片的な情報の中に、書かれたキーワードを読み解いてきます。

さて、予告どおり、今日からは、Googleが本国で始めているGOMOの解説です。



№1
Keep it Quick
これは、感覚的に、とにかくすばやく! だ。



スマホを使っているユーザーはとにかく、いつも忙しくセカセカしているのでもったいぶったり、かったるい動きが大嫌い。遅いのは許せないというというゴーマンタイプが多い。

となると、解決方法はこれ。
  1. まず、情報整理として、なにがユーザーにとって大事かを優先順位をつけること
  2. 次に、テキストは読みやすく箇条書きにすること
  3. ローディングに時間がかかるため、画像を使わない。圧縮せよ。  


とかく、担当者は、最初の段階では、PCサイトにあるものはすべてをスマホ化したがる。
せっかく作ったものは全部使いたい気持ちはわかります。ですが、あの狭い画面です。そして屋外を考えれば、集中力が続くはずがありません。

つまり、PCコンテンツは断舎利(だんしゃり)せよ!です。
スマホ担当者には、モノ持ちのいい、コレクター癖のある人の起用はやめましょう。


あとは、ロード時間がかなり重要。5秒以下でないと
50%は離脱するというデータもあります。瞬速表示が大事です。

キーワードは、「瞬間的にパッパを設計すべし」。



次にいきましょう。

№2
Simplify Navigation
ナビはシンプルに
 
これは、カンタン・ナビゲーションですね。
その1のコンセプトをさらにナビ=UI(ユーザーインターフェイス)に特化して
設計をし直してみましょうという意味です。
ここは、ややデザイナー向けのポイントです。


  1. スクロールを最小限に減らし、バーティカルにデザインします。
  2. メニューはわかりやすい階層構造で、ロールオーバーを避けます。
  3. クリアバックとホームボタンで、レベル間の移動をスムーズにします。
  4. リンクやナビゲーションのページを少なくします。
  5. 大規模や複雑なサイトでは、検索ボックスを作りましょう。

 以上は、PCサイトでも同じですが、画面の小さいスマホなら、さらにわかりやすいナビに
徹していくことが重要という ことでしょう。


こういうところは、感覚ももちろん重要ですが、やはりユーザビリティ・チェックをしていくとで
よりデザインが精緻化してくるのでしょう。 

またまた、ユーザビリティ屋さんの出番のようです。

WEBデザイナーはどうしても、このあたりが苦手で感覚値で進めてしまいがち。
ここはしっかり検証も重要ですね。

もしかすると、完成後には、「電車の中で試してみるユーザーチェック」とか、「キッチンで使いやすいユーザービリティ」などのスマホならではの環境にそった、新手の検証ワザが作られるかもしれません。


今度、ユーザービリティの会社に質問してみたいと思います。


ふーっ、さて、続きは明日に。




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