副題:Google「GOMO」を読み解く
「GOMO」 ( http://www.howtogomo.com/)
「スマホのための10のキーワード」
googleが2011年11月2日に公開したGOMO。彼らは何を伝えようとしているのか
断片的な情報の中に、書かれたキーワードを読み解いてきます。
さて、予告どおり、今日からは、Googleが本国で始めているGOMOの解説です。
№1
Keep it Quick
これは、感覚的に、とにかくすばやく! だ。
スマホを使っているユーザーはとにかく、いつも忙しくセカセカしているのでもったいぶったり、かったるい動きが大嫌い。遅いのは許せないというというゴーマンタイプが多い。
となると、解決方法はこれ。
- まず、情報整理として、なにがユーザーにとって大事かを優先順位をつけること
- 次に、テキストは読みやすく箇条書きにすること
- ローディングに時間がかかるため、画像を使わない。圧縮せよ。
とかく、担当者は、最初の段階では、PCサイトにあるものはすべてをスマホ化したがる。
せっかく作ったものは全部使いたい気持ちはわかります。ですが、あの狭い画面です。そして屋外を考えれば、集中力が続くはずがありません。
つまり、PCコンテンツは断舎利(だんしゃり)せよ!です。
スマホ担当者には、モノ持ちのいい、コレクター癖のある人の起用はやめましょう。
あとは、ロード時間がかなり重要。5秒以下でないと
50%は離脱するというデータもあります。瞬速表示が大事です。
キーワードは、「瞬間的にパッパを設計すべし」。
次にいきましょう。
№2
Simplify Navigation
ナビはシンプルに
これは、カンタン・ナビゲーションですね。
その1のコンセプトをさらにナビ=UI(ユーザーインターフェイス)に特化して
設計をし直してみましょうという意味です。
ここは、ややデザイナー向けのポイントです。
- スクロールを最小限に減らし、バーティカルにデザインします。
- メニューはわかりやすい階層構造で、ロールオーバーを避けます。
- クリアバックとホームボタンで、レベル間の移動をスムーズにします。
- リンクやナビゲーションのページを少なくします。
- 大規模や複雑なサイトでは、検索ボックスを作りましょう。
以上は、PCサイトでも同じですが、画面の小さいスマホなら、さらにわかりやすいナビに
徹していくことが重要という ことでしょう。
こういうところは、感覚ももちろん重要ですが、やはりユーザビリティ・チェックをしていくとで
よりデザインが精緻化してくるのでしょう。
またまた、ユーザビリティ屋さんの出番のようです。
WEBデザイナーはどうしても、このあたりが苦手で感覚値で進めてしまいがち。
ここはしっかり検証も重要ですね。
もしかすると、完成後には、「電車の中で試してみるユーザーチェック」とか、「キッチンで使いやすいユーザービリティ」などのスマホならではの環境にそった、新手の検証ワザが作られるかもしれません。
今度、ユーザービリティの会社に質問してみたいと思います。
ふーっ、さて、続きは明日に。
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