2013年12月5日木曜日

どうやらプロキシー・ソリューション時代は終わった!

mドット、spドットのプロキシーソリューションは
そろそろ限界にきたようだ。

ようやく私たち、モビファイの競合となる企業向け、Eコマース向けのモバイルソリューションが登場してきました。
 競合の彼らは、いままでサブドメインに、mドット、spドットが付いてしまうプロキシーソリューションを販売してきましたが、ようやくそのパフォーマンスに見切りをつけ、新しい仕組み、つまりモビファイタイプのOne Webソリューションを開発してきたのです。

そもそもプロキシーソリューションの仕組みとは?

プロキシー(proxy)ソリューションは、フューチャーフォンの時代に2000年の中頃から利用されていた手法です。モバイルからPCサイトをアクセスすると、リダイレクションをしてプロキシーサーバー側にあるキャッシュされた画像を取りにいくという手法です。
ワンソース・マルチデバイスとして、PCの資産を生かすためには、有益な方法とされていましたが、いくつかの問題がありました。

プロキシーソリューションの限界とは?
セキュリティ、SEO、ソーシャルシェア、アクセス解析

最大の問題はセキュリティ的に脆弱であるという問題です。

 モビファイのCTOジョン・ボクサールに言わせると、「プロキシーソリューションでは、カートの決済においてセキュリティ的な限界が生じてしまう」と言います。それは
いくら高額なSSLサーバーを認証設定をしても、プロキシーというハードそのものがセキュリティ的に脆弱な環境だからというのがその理由です。
 また2012年6月にGoogleがレスポンシブウエブデザインを推奨したことも大きな起点となりました。Googleは、クローラーは1つでないといけない。SEO効果、ソーシャルシェア、アクセス解析の上で、理想とするのはOne Webを実現するレスポンシブウェブデザインを推奨したからです。


 プロキシーソリューションの場合は、WEBサイトがPC側とモバイル側では別領域になってしまうのです。そのためGoogleとしては、別のモバイルサイト作るスクラッチの手法とともに、プロキシーソリューションを推奨できない仕組みとしました。


3年半による基礎研究から開発された
アメージングなモビファイのOne Webソリューション

 実はモビファイの初期のモバイルソリューションは、このプロキシーソリューション(通称:オールドスタジオ)でした。私たちも日本の販売のおいて、プロキシーソリューションを販売しましたが、わずか半年ばかりで、2012年の7月には、新しいOne Webソリューション「モビファイデザイン」に切り替えたのです。つまり私たちは、両方の仕組みのメリットとデメリットを熟知しています。
モビファイ社では、プロキシーの限界を当初から気づいており、2年半の基礎研究とスクラッチでの構築の中で、ユーザー側でも使えるプラットフォームとして完成させたのです。
このモビファイデザインは、アダプティブウエブの手法ですが、わかりやすくいうと、クラウドで実現するレスポンシブウエブデザインです。
すでに実運用が3年半にもなり、世界では1500サイト、日本でも30サイト以上の構築事例ができるまでになってきました。

併売はできない。売る理由がなくなってしまった。
それは私たちが目指すビジョンの問題でした。

2012年夏に、OneWEBソリューションの「モビファイデザインのPRO」をリリースしたあと、私たちは古いプロキシーソリューションの「オールドスタジオ」をどう扱うかに悩みました。熟成してきたプロキシーソリューションも併売するか、OneWEBソリューション「モビファイデザイン」に思い切って切り替えるかです。
 技術習得の点では、やや不安の残るOneWEBソリューションの「モビファイデザイン」でしたが、私たちは、わずか2ヶ月で「モビファイデザイン」1本に絞ったのです。

 その理由は、プロキシーソリューションをお客様に売る理由がまったくなかったからです。モビファイデザインは、プロキシーソリューションに比べて圧倒的なパフォーマンスを持ち、すべての点で凌駕していたのです。
 一番の判断は、我々のビジョンの問題です。
「私たちは理想のモバイル環境を提示していく、マルチスクリーン時代をOneWEBで!」というビジョンです。

 モバイルサイトの問題は、表示の問題だけはありません。高速表示やOneWEB、モバイルファースト、マルチスクリーン対応、サイトガバナンスという大事なテーマを抱えています。私たちが あえてプロキシーソリューションを葬り去ったのも、私たちの追求するモバイルビジョンと、まったくベクトルが異なってしまうからです。

 ようやく競合が現れきたのも、私たちのモビファイが認められている証です。2014年はもっと刺激的なモバイルWEBの展開が予想されそうです。

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