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2012年12月6日木曜日

エンジニアから見た、Mobifyの優れたポテンシャルと今後の発展性について


Inside Mobify

エンジニアから見た、Mobifyの優れたポテンシャルと今後の発展性について
        ~技術アドバイザー・黒田正信氏に聞く

 今回は、サーバー系エンジニアである黒田正信氏に、Mobifyがもたらす技術のすばらしさについて語ってもらいました。
 というのも、見過ごしていた技術のポイントを黒田氏が、自らの饒舌に語りはじめたからです。彼のコーフンぶり、CEOイゴールとの熱い会話、エンジニア同士のやりとりの中で、Mobifyの真のポテンシャルが分かり始めたからです。

 今回のインタビューは、エンジニア黒田氏にとってのMobifyの技術的な感動を再度、ここで収録してみました。


プロキシー・ソリューションでは、まったく興味がなかった。

 最初、Mobifyを知ったときには、従来からあるプロキシー・ソリューションだと思っていました。プロキシー・ソリューションは、サーバー側でコンテンツをスクレイプしてキャシュして配信するという当たり前のやり方です。

 ところが、新しいMobifyクラウドは、クライアントサイドのデバイス本体にいろんなことさせるソリューションでした。
 つまり「スマホ本体の中で最適化を行う状態を作る」という。こんなやり方は、今までは考えられなかった。少し前のデバイスならばパワー不足で実現が難しかったやり方だったんです。
 これは画期的なことだと思います。



デバイスの本体で最適化というアイデアはすばらしい

 ボクが古いのか、Mobifyチームの彼らが天才なのか、アイデアそのものとしてもデバイス本体でも表示の最適化を行うという常識を変えたところが凄いと思いますよ。

 逆に、従来のプロキシーソリューションでは、まったく予想の範囲内だし、ガラケーの時代からあったやり方なんです。プロキシーソリューションだと、結構サーバーに負荷がかかります。しかし、Mobifyクラウドの解決方法は、逆にサーバー側に負荷がかからない仕組みなっています。これもエンジニアからみたら画期的ですね。つまり技術的にコストを下げていくことにつながる技といえるからです。


Mobify.jsの優れた素質と今後の活用法

 Mobify.jsは、Javascriptの新しい使い方を追求しています。デバイス側で非同期通信を行わせているわけですが、サーバーとの通信負荷を減らすことにもつながっています。
 
 Javascriptは、ここ数年でいろんな活用が萌芽した新しい技術であり、こうしたアイデア事態がコーフンしますね。
 またMobify.jsは、Googleの開発したNode.jsをベースにしていることも安心感を生みます。なにしろGoogle自体が、Javascriptをこれでもかと、徹底的に駆使してきたサービスをたくさん生み出していますからね。
 このMobify.jsは、CTOのジョン・ボクサールが開発しています。彼らが自分たちのMobify.jsをGoogleのラリーページに見せたそうですが、ラリー・ページ自身が「こういう使い方っていいね!」といってくれたようです。


オープンソースになったMobify.js

 Mobify.jsは、2012年の6月に、オープンソースとなりました。オープンソースを不安視する声もありますが、逆にその利点はいろいろあります。
 まず、多くの人の目に止まるようになることで、あらゆる問題点が浮き彫りになります。そのためバグ対応のスピードが加速化します。また解決方法が見つからなければ、「自ら開発してやろう」という人もでてきたりします。逆にいうと、クローズで開発しようとすると、社内リソースがいくらあっても足りないような作業を、フリーミアムで行える環境ともいえるのです。
 いまでオープンソースであることのほうが、たくさんの人が見て、開発やバグ問題を解消するという安心感や信頼感を生んでいます。こうした面でいうと、オープンソースであるということは、サービス面の改善でもリードしているといえます。



OneWeb=同一URLを行うというのは、絶対必要だ。

 同一URLというのは、理屈でいえばURLがそろっていたほうがいいわけです。OneWebであらゆるデバイスを対応させるという。つまりなんだかんだと言って、URLが分かれていていいことなどありません。スクラッチの開発会社は理屈を加えるかもしれませんが、SEO対策、ソーシャル対策、マーケティング活用、分析の面で必要条件といえるでしょう。
 とくに、最近はFacebookやpinterestなどのソーシャルメディアによって、確実に売上げが上がるということが証明されてきています。これが別URLやサブドメインだと問題が起こるわけです。スマホでみたものがPCでみるとか、PCのサイトをスマホで見ることになるとか、不都合がたくさん生じてきてしまうわけです。しかし、この点も他のOneWebソリューションは、デザインをなくす方向で対応していますが、Mobifyの場合デザインをスポイルしない開発が可能な点もいいですね。



モバイルCDNのスピードを手軽に利用できる

 Mobifyはその変換方法やロジックに注目されていますが、モバイルCDNの存在も忘れてはいけません。
 Mobifyでは、EdgeCast(エッジキャスト)というCDNを利用していますが。これがとにかく速い。計測してみると、CDNを利用していない場合のWebサイトサーバー本体よりも、Mobifyほうの応答速度ははるかに上回っているのです。
 
 つまり、PCサイトよりもレスポンスが速いわけです。モビファイサービスの場合、こうしたCDNの費用が月額利用料に含まれるわけですから、どう考えてもオトクでしょう。
 単体でCDNを利用しようとすれば、設定も大変だしコストもかかることになってしまいます。パッケージとしてインクルードされていることは大きいと思いますよ。


スクラッチ工法やCMSで対応することはどうなんだろう?

 スクラッチで開発したり、サーバーサイドのテンプレートで対応することって、まだまだ一般的ですよね。ただ、こうしたやり方でやり続ける限りいろんな不具合ができてしまいます。まずスクラッチだと作業が別途別にかかり続ける。これはあり得ないわけです。コストが無尽蔵に増えることは企業としてだめですから。またサーバーサイドのテンプレートでいえば、設定を細かくすることはできてもキリが無いわけです。
 
 それにOSや新機種のバージョンアップのたびに右往左往する可能性がでてきます。それもサーバー単位で細かく修正するというような。1つや2つならまだいいですが、複数単位やぺージが増えると大変です。これがMobifyの場合、システム上で調整が効きます。この点も大きいでしょうね。 


セキュアまで標準で対応している。

 Mobifyのクラウドは、セキュア対応が標準で対応しています。というか、PCサイトのセキュア対応に準じます。多くのプロキシーソリューションが、SSLサーバーを介してセキュア対応をしているわけですが、プロキシー自体がセキュアに向いていないリスクを抱えています。
 その点Mobifyは通信そのものをPCとスマホを直結したカタチで、画像関係だけをセキュアに関係なくコントロールしています。つまりデータ漏洩が発生しない。ほかの方法ならばいろいろ設定が必要な場合が多い。それがないだけでもすばらしいですね。そもそも2年前にPCDに問題からプロキシーソリューションに限界を感じたことから生み出されたクラウドと聞きます。この点にも注目ですね。


黒田正信氏 第四企画代表 サーバー系エンジニア





2012年1月25日水曜日

再現スピードから考える。なぜスマートフォンサイトは必要?

スマートフォンサイトはなぜ必要なんでしょうか?

スマートフォンは、画面の小さなPCです。だから、スマートフォンサイトなんて必要なく、PCサイトをそのまま使えばいいという声も一部にあります。

 考えてみると、フューチャーホンの時代にも、OPERAなどのPCサイトビューアーというのが搭載されていて、それでなんとかWEBを閲覧することができたからでしょう。
しかし、ここで大きく異なるのは、スマートフォンはPCのサブではなくPCと同じか、もしくはそれ以上の役割を持つツールになってきたという事実です。

実際に、ユーザービリティが悪いサイトは離脱が起こる。


 いくら画面サイズが大きくなったとしても、スマートサイトのスクリーンサイズは小さいのです。たとえば、それが5インチ以上だったとしても。またタッチやスワイブなどの操作系のユーザービリティも異なります。
 そのため、スクロールやピンチングを常に行うようだったら、めんどくさい。思ったところをなかなか探し当てられない。などというストレスが生まれてしまいます。また年配の方なら小さな文字が見えないという問題もでてくる。これは大きなストレスです。

もうひとつは、ダウンロードのスピード。再現スピードの問題がでてくる。


 GoogleのGOMOによると、再現までに5秒以上かかってしまうサイトの場合だと、そこをアクセスする人の74%は離脱をしてしまうというデータもあります。
「多くのモバイルユーザーは、いつも急いでいる事が多く、タスクをきっちりやり遂げないとストレスを感じてしまう」(GoogleのGOMOより)。

そこで弊社のWEBサイトをMobifyを使って、スマートホン用に変換し、その再現スピードをGoogleのGOMOのテスターにかけて診断してみることにした。

(おわび;GOMOのサービスが休止となったようです。そのため画像が表示されません。ご了承ください。

まずはPCサイトそのものをスマホで読み込んでみましょう。

上記がDOMOのWEBサイトをそのまま再現したものです。

再現スピードは、8.46秒

Google の許される規定からいうと、3.46秒遅れです。

状態としては、iPhone向けなのか、上部の白い部分はFlashで作っていたためにシロ抜けの状態。PC向けに作った横二段の構成は、圧縮されてなんとか閲覧は可能ですが、どれも押しにくいということがおわかりでしょう。いざという時のエマージェンシー用にしかなりません。


次に、Mobifyでつくったスマホ専用のDOMOのサイトを計測してみる。


再現スピードは、なんと0.79秒。!!!! 10分の1以下の結果。

ものすごく早いのがおわかりでしょうか? 超速、爆速、極速、鬼速の世界です。
見にくいかもしれませんが、
YOUR SITE LOADED IN 0.79 SECONDS. が、確認できるでしょうか?

さらに続いて、ほかのサイトもテストしてみました。4つの構成。ニュース、会社案内、サービス内容、アクセス(地図)の基本4点セットです。PCサイトのFlashもJPGに置き換えてきちんと表示。また、デザインも親指操作を意識し、押しやすく「空白をしっかりデザイン」してあります。

表示のためのロード時間はとにかく短くに限ります。


 ただでさえ、モバイルの3G回線がパンク気味で、遅くて仕方がないという声が聞こえてきます。平均でも3Gだと1〜2Mbpsのダウンロードが現実的なところです。そのためスマートフォンサイトはとにかく「軽量である」というのが大事になってきます。

DOMOのスマホサイト http://www.domore.co.jp/
※PCサイトと同じURLですが、スマホからアクセスするとそのまま再現できます。


参考:GOMO  http://www.howtogomo.com/